短歌と俳句と詩

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2014年2月

短歌十首 2月28日(金)


丁寧に
目的果たし
今がある
文化遺産が
よりどりみどり      行有

心から
音楽あれば
こみあげる
いきねばならぬ
力となりて        行有

気の滅入る
予定をこなし
ほっとする
願うものなら
なるようになれ      行有

あの頃の
まぶたに残る
花がある
春だと言わん
ものとうつりて      行有

私には
何が何だか
わからない
いきているとは
不可思議なりて      行有

投げられた
運命こそは
見通せぬ
なるようになる
おもいたくして      行有

ここにきて
買物ひかえ
過ごしたい
こころゆくまで
時が流れる        行有

段々と
課題山積
うずもれる
いきているなら
よくあるかしら      行有

山道を
残る雪にも
めげずとも
歩き通して
ありがたきかな      行有

空眺め
景色良ければ
ビルの中
ここは良くある
現代かしら        行有


俳句九句 2月22日(土)


近づける
花と鼻から
梅匂う       行有

人ごみの
まわりの空気
春匂う       行有

うららかな
まわりの空気
読みながら     行有

最善へ
冷たい空気
読みながら     行有

頭脳と
体を動かし
のどかかな     行有

我知らず
日を追うごとに
花望む       行有

あたたかな
空気流れて
いきるかな     行有

うららかに
あらわれるもの
あらまほし     行有

二月雪
まだまだ我慢
続くかな      行有


短歌十首 2月21日(金)


良く通る
道路出来れば
便利かな
現代技術
感心しつつ    行有

橋ありて
新東名で
空を飛ぶ
現代技術
あっぱれかしら  行有

散歩して
元気出てくる
我が身にて
頭と体
バランス兼ねる  行有

まともには
履歴書かけぬ
不甲斐なさ
深い悲しみ
あらためてなお  行有

何もかも
過ぎ去りし事
忘れたい
我が神経が
嫌になるほど   行有

工夫して
リスク小さい
道選ぶ
そんな努力が
実を結ぶなり   行有

大丈夫
自分の胸に
言い聞かせ
悪い予感に
さいなまされる  行有

空高く
天気恵まれ
歩くかな
輝く道に
うれしさ募る   行有

横になり
頭に浮かぶ
ものは無し
こころゆくまで
時が流れて    行有

落ち着いて
行動出来て
うれしいな
そんな仕事が
なきに等しい   行有


俳句六句 2月15日(土)


青春の
淡き思い出
よみがえる    行有

いさめつつ
我が身を包む
春の空      行有

心から
梅の咲く頃
もう少し     行有

めでたくも
やがて来るはず
梅見かな     行有

のどやかに
いきてみたいと
願うかな     行有

春きざし
あちらこちらで
目に止まる    行有


短歌十二首 2月14日(金)


我知れず
気分良ければ
それでいい
周りの人も
おもいは同じ      行有

我知れず
母のおもいは
どこへやら
行き着く先は
大丈夫かな       行有

進みゆく
物見遊山に
散歩かな
いつもと違う
おもいを胸に      行有

一日を
真心込めて
歩むほど
色んな事が
脳裏によぎる      行有

アラビア語
見果てぬ夢に
潜り込む
神妙にして
奥深いかな       行有

朝起きて
あたり一面
雪景色
みとれる世界
輝きを増す       行有

雪化粧
みとれる世界
ここにあり
心の中の
絵にかいたよう     行有

雪降れば
しばらく家に
こもるなり
事故も無ければ
御の字かしら      行有

春に向け
便りが届く
梅かしら
おもいはどこか
元気出てくる      行有

深まれば
美術めぐりに
御堪能
新たなおもい
胸に宿して       行有

キャンバスに
深まるおもい
赤と青
世界はどこか
交錯してる       行有

良く寝れば
心はどこか
元気かな
散歩うれしい
巧妙あって       行有


俳句十二句 2月8日(土)


雪あれば
ただ黙々と
たえしのぶ    行有

枯山に
見守られつつ
歩くなり     行有

枯園に
腰掛けてこそ
あらわれる    行有

勢いが
一段落の
枯野かな     行有

じっとして
あちらこちらで
枯木かな     行有

目に止まり
心に響く
冬木立      行有

ここにきて
ようやく二月
あらわれる    行有

春浅く
浮かんだ空は
希望かな     行有

あちこちで
キラキラ光る
春の色      行有

春心
あちらこちらで
浮かんでる    行有

朝晩と
余寒厳しく
こたえてる    行有

凍返り
おいうちかける
我が身かな    行有


短歌十首 2月7日(金)


静かなる
我が生活に
こたえなく
本を読むなら
今日もすっきり    行有

小説や
気分かわれば
我ながら
人生なんて
何するものぞ     行有

世の中に
響き給えば
をかしけれ
心を鬼に
して待ちつつも    行有

聞き侍り
響き給えば
をかしけり
そんな風情へ
夢のまた夢      行有

眺むれば
先行くものは
あはれなれ
移ろふ自分
あらまほしかな    行有

覚ゆれば
文を語らふ
名残あり
難しものと
心得るべし      行有

果てなくて
傍痛く
味気無し
浅まし様は
驚くばかり      行有

覚ゆれば
こうべを垂れて
詠いけり
響き給えば
あらまほしかな    行有

無常かな
うき世の常と
あらざれば
こたえのつかぬ
おもひを胸に     行有

しのぶれど
何は無くても
今日も行く
自分の胸に
おもひ託して     行有


俳句六句 2月1日(土)


息白く
負けてはならず
たえしのぶ     行有

たえしのぶ
重ね着すれば
今日も行く     行有

日脚伸び
元気出てくる
身と心       行有

しんしんと
聞こえるように
雪が降る      行有

母親の
編んだセーター
今日も着る     行有

身と心
あらわれるよう
日向ぼこ      行有



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